パラレルワールド

同じ空間に居るのに、交わることのない人々が在る、ということをわたしはパラレルと呼んでいます。

いまお付き合いしてる方は関西から来たひとで、朝早くに出かけて夜も21時ごろに帰り着くようです。

ああ、パラレル、

と、さっきわたしは思いました。同じ空間、地域、時代に居るのに、彼とわたしはパラレルの関係にある、と思いました。
"パラレル"を、"自分とかけ離れているひとびと"と言い換えるならば、わたしがさっき絶望的に突き刺さるように感じたのは、まさにパラレル感でした。

恋人とわたしはいまこの時代にこの都市に居て出会って、お付き合いをすることになりました。だけど恋人は社会人で、わたしはまだ学生で、生活リズムも暮らし方もまったく違って。

そんなで"パラレル感"とかいってたら全てのすれ違いはどうなっちゃうのでしょうね。
さてさて、差とか違いとかこだわりなんかを互いに擦り合わせて、恋人とちょうどいい空間、時間をのんびり見つけられるといいなぁと思いました。