ひと

「だから人間は嫌いなんだ」

誰かが、わたしのTLでつぶやきました。どうやらそれは非公式RT公式RTというまったく関係のないひとの発言だったわけでありますが。

わたしは人間が好きです。得意かと言われると苦手ですが、とにかく好きです。小さなその営みが愛おしい。微々たる努力が狂おしいほど愛おしい。

人間なんて滅んでしまえ!と思うこともしばしばありますが、わたしはひとりの人間として、人間がやはり好きなのです。ちっぽけだけど、掛け替えのない存在で、神も仏も関係なく、存在することを許されて居る。ちっぽけな営みが、努力が、ちっぽけに見えても当人には大切で大変なもので。みんな生きるために必死でがんばっている。明日の食い扶持を得るために汗水流して、ときには血や涙も流して。

命なんて無いって思って居るけれど、懸命に生きているひとたちはやはり美しいです。そして死が近ければ近いほど美しい。ひとが生きていることは当たり前なんかではなくて、それがたくさんの奇跡の結果なのだと思うと、どんなに憎いひとにも悪口なんて言えなくなる。それに、いま現在そのひとのことを大切に思って居るひとがぜったいに居るから。軽んじられていい存在なんてない。みんな平等ではないけど、大切で唯一の存在なんです。

これをもってわたしからのクリスマスプレゼントとさせていただきます、あはは。